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人物往来「浦本秀隆教授が健康長寿講座で、肺がんについて講演」
公立穴水総合病院で、健康長寿まちづくりプロジェクトで。健康講座を開催しました。
今回は、金沢医科大学 呼吸器外科学主任教授 浦本秀隆教授をお招きしての講演会、テーマは、もし「肺がん?」って言われたら。と題した内容です。
会場は、一般町民はじめ、医療従事者などたくさんの皆さんが参加されて、会場は満員となっていました。
●日時 2017年2月25日(土曜日) 14:00から15:15
●会場 公立穴水総合病院 1階 ロビー
●講師 浦本秀隆教授(金沢医科大学 呼吸器外科学主任教授)
●座長 石﨑武志先生
<要旨>
肺がんは肺の気管、気管支、肺胞の一部の細胞が何らかの原因でがん化したものです。肺がんは進行するにつれて周りの組織を破壊しながら増殖し、血液やリンパの流れに乗って広がっていきます。肺がんは喫煙との関係が非常に深いがんですが、たばこを吸わない人でも発症することがあります。周囲に流れるたばこの煙を吸う受動喫煙により発症リスクが高まることもわかっています。近年、肺がんは日本人のがんによる死亡原因のトップとなりましたが、まだ増加する傾向にあります。
最近では、外科治療、放射線治療、抗がん剤治療など進歩が目覚ましく、長寿時代にあっては、がんだからと言って、悲観せず治療にあたってはとのお話でした。
一般町民の方々から、黄砂の影響、健康診断の必要性と正確性、最近の分子標的薬など多様な質問があり、肺がんについての関心が深いように感じました。
今回の健康講座は、金沢医科大学医学研究科の北陸がんプロ事業の支援を頂き開催されました。 関係各位の皆さんにご協力頂き感謝申し上げます。