こころのリスク状態の3つのタイプ
こころのリスク外来に相談に来られる方は、以前のような生活が続けられないので困っており、何とかして解決したいと自分ひとりで工夫を試みておられることが多いです。
そんな中で、専門家のちょっとしたアドバイスが、困難を乗り越える糸口になることがあります。専門家のアドバイスを得ることは、こころの病気の予防になるだけでなく、充実した生き方にもつながりますよ。

さて、専門家のあいだでは、以下の3つのタイプに分けて解決法を考えるようにしています。

タイプ@とてもひどくはないけど、普通ではない状態が続いている
通常ではない状態としては幻覚(見えないものが見えたり、聞こえたりする)や妄想(普通ではない考えや思い込み)などが続いていますが、我慢できるので生活はおくれている状態です。
タイプA絶対に普通ではない状態が、ときどき起る
通常ではない状態として幻覚(見えないものが見えたり、聞こえたりする)や妄想(普通ではない考えや思い込み)などが、しばしば起こりますが、とても辛い時と、大丈夫な時があるので、何とか生活はおくれている状態です。
タイプBこころのリスク状態になる可能性のある方
ご家族に精神疾患で治療を受けている方がおられる場合や、ご自身が統合失調症型パーソナリティーとの診断を受け、専門家から精神疾患になりやすいといわれている方の中で、最近、強いストレスを感じ、生活上の支障がとても大きくなってきている場合です。
こころの不調が気になったら・・・
セルフチェックをしてみてください。
セルフチェック
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